日本ジュニアバイオリンコンクール。その②

日本ジュニアバイオリンコンクールで、受賞した2人目の生徒さんを紹介させてください。

8歳の部門にてSちゃんが3位受賞しました!

おめでとうございます🎉


Sちゃんが、初めてレッスンに来た日をよく覚えています。ソファーの上で飛び跳ねて、祖母に注意されてました。それを横目に『私に指導できるかしら』と。笑

翌週、私の所に来るなり、反省した様子で『先生ごめんなさい』と。やんちゃな部分はあるけれど、とても素直ないい子です。




習い始めて1-2年は楽しくのんびりとレッスンをしていましたが、全力で練習・演奏をしていないように見えて、もどかしくも思っていました。年齢が近い子が教室に入ってきて、合同レッスンでその子達がみるみる上達している事に影響を受けて、エンジンがかかったように練習してくるようになりました。



転機は、昨年の発表会に訪れました。レッスンの時もリハーサルの時も、それなりに良い演奏をしていました。しかし、発表会当日は力を発揮する事が出来なかったみたいです。本人は涙ぐみながら悔しがっていました。それを見た私は【何とか、この子にリベンジのチャンスを与えてあげたい】と同時に【悔しがるなんて、上達するチャンスだ!】とも思いました。



Sちゃんは、耳が良い!音程のとり方が綺麗だし、リズム感もある!器用だし、表現力もある!今回の課題は、本番で力を発揮できるように、本番にピークをもっていく事でした。長い期間同じ曲を練習してもらって、体に刷り込ませました。本番当日の直前チェックでは、リズム練習や、メトロノーム練習で工夫しました。



運よく出番は、最後から2番目の演奏。最後の方に出番があるのは、審査員の印象に残りやすいので有利でした。初めの音色がもう少し澄んだ音だとさらに良かったかもしれませんが、それ以外は完璧だと思いました!マナーも素晴らしく良かったです!難易度は、少し低めの曲だったので、高得点を叩き出すのは至難の業でしたが、よく頑張りました!!



本当に、本人もお父様も頑張ったと思います!

何せ、普段の練習はお父様が指導しているのだとか。お仕事から帰ってきて、指導をしているなんて、本当に凄いです!

これからも、才能豊かなSちゃんの成長を応援しています!